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イメージというものはおしなべて超感覚的に押し寄せてくる。例えば霧がかった山奥へ足を踏み入れたとき、五感により知覚された表層の刺激を、記憶や夢、幻想といったものが繋ぎとめ、身体に豊かなリズムが発生することがある。四肢や感覚器官は分裂し客体化したように感じられ、機能的な意味が脱臼した、イメージそれ自体を反射する柔らかいフレームであるかのように錯覚する。そのとき身体を流れる時間はチューインガムのように伸縮させられ、イメージの時間が立ち上がる。

形式的で断絶されたショットにパッチを当てるようにイメージをインストールし、それらを複層的にモンタージュすることによって、毛並みの整った固いフレームをアップデートしようと思う。

かくして複数のイマジナルな世界への扉を開き、ここに新たな魔術的現実を立ち上げる。

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a.
3分30秒
映像、プロジェクター、フィルム、スマートフォン。 

b.
レーザープリント、トレーシングペーパー。 

c. 
油彩、キャンバス。 

d.
身体、石膏、観葉植物、鏡、ベビーチェアなど。

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( . . . )³  cubed of conjunction にてインスタレーションを展示
2022年7月22日〜27日
新宿眼科画廊

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All credits to Hibiki Yamada

Photo: Issei Suzuki