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複数でひとつの場を立ち上げることについて。そもそも作品とは何であり作家とは一体誰なのか。おそらく私たちにはそのどちらの存在もしっかりと確認することはできないし、かといってそれを完全に否定することも難しい。

ある独立したイメージを特定の時空間に圧着させる〈固定化作用〉が展示が被る仮面のひとつであるならば、それらをときほぐし新しい結び目をダイナミックに生み出していくものとしてパフォーマンスを捉えることができるかもしれない。そこにある私たちの想像力=仮構作用について…眩しい光、溢れる水、衝突と拡散は泳ぎ…。

遠く離れていた言葉/音/身振りがその距離を保ったまま接近していくこと。【秩序への冒険】の中に生まれてくる・死にゆく・あるいは別の何か。きっとそのときそこに現れる可能性のプールとしての《運動》、これが私たちの杖となる。

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pool(仮構作用) にてパフォーマティヴ・インスタレーションを展示、上演。
2022.11.22-11.27
NOSE ART GARAGE

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Concept: Wax Ogawa, Hazuki Ohta, Hibiki Yamada
Drawing and Text: Wax Ogawa
Sound: Hazuki Ohta
Sculpture and Dance: Hibiki Yamada

Photo: TC Nomura