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2018年9月28日、インドネシアのパル市から77㎞先の沖でマグニチュード7.5の地震が観測された。続いて津波が発生し、沿岸部の建物を一掃。その後も土砂災害が襲い、約68,000戸の住宅が損壊、150万人もの人々に影響を与えた。世界的にもこの年最も被害の大きかった地震で、負傷者約4,400人、死者約2,200人を記録した。
こうした状況を受けて、避難キャンプのすぐ横にパル コミュニティセンターの建設が計画された。特徴的な三角の形は、この地の伝統的な住宅 Rumah Tambi に着想を得ている。合板は同じスラウェシ島で現地の職人によってプレカットされ、施工には地元の人々やバンドン工科大学、タデュラコ大学の建築学生らが参加した。

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Design and Construction: Keio University SFC Hiroto Kobayashi Laboratory, IAI Palu
Structural Engineering: Akira Suzuki
Construction Support: Bandung Institute of Technology, Tadulako University and others